【開催レポート】岸岡智樹のサマーキャンプ(北海道) 6.10-6.11

第1回目となる岸岡智樹のラグビー教室は6月10日〜6月11日の2日間を北海道倶知安町にあるコロポックルグラウンドにて開催しました。記念すべき今年度1回目の北海道開催には、22名の子ども達と保護者の方々が参加してくださいました。
このコロポックルグラウンドの目の前には標高1,898メートルの富士山の様に整った円錐型から蝦夷富士(えぞふじ)とも呼ばれてる「羊蹄山(ようていざん)」を望む事ができ、開催中は天候にも恵まれ、北海道の雄大な自然に囲まれながらのスタートとなりました。
北海道開催では、1泊2日の合宿形式で行われ、グラウンドセッションでは、岸岡智樹のラグビー教室初の試みでもある『2段階難易度(ベーシック、アドバンス)』を実施いたしました。
1日目、お昼から始まったグラウンドセッションがスタート。ベーシックコースと称し、現役選手である岸岡選手をはじめとしたコーチ陣からハンドリングにおける基礎スキルのコーチングが行われました。岸岡選手が重要視する「ラグビーにおいての基礎スキル」を伝授された生徒は強い刺激を受けている様に感じられました。宿舎に戻ってからは、夕飯やお風呂を済ませたのち、保護者と生徒さんに分かれて講義を開始。生徒さんには「今日の練習の振り返り」や「身体へのリカバリー」についての講義を実施。保護者の方にも、リカバリーの大切さを伝えたのち、今後ラグビーを続けていくお子さんへの「アドバイス」と「お願い」をお話ししました。練習直後の現役選手からのフィードバックや、軽視されがちな身体のリカバリーについての講義は、生徒さんにはとても新鮮だったのではないでしょうか。
2日目は、朝からメインスポンサーである大正製薬様から「栄養補給に関しての講義」と岸岡選手による「1日目の動画を用いた振り返りの講義」から始まりました。リカバリーの重要性や、軽視されがちな栄養補給に関しての講義、自分を客観的に見ながらの振り返りは、競技力向上を臨む上で1つの気付きになったのではないでしょうか。その後グラウンドへ移動し、アドバンスコースと称し、試合で使えるアタッキングスキルのコーチングが行われました。前日より比較的難易度の高い内容ということもあり、苦戦する生徒もいましたが、前日のセッションを活かし果敢に励んでいた姿が見て取れました。

今回の開催は、サポートコーチとして参加して下さった大場哲哉さんや、札幌山の手高校の藤井先生の御協力のもと、無事に終える事が出来ました。日頃からラグビーを指導をされている御二方のサポートにより、生徒達は非常に楽しみながら、そして技術を磨きながら当日のグラウンドセッションに参加できたかと思います。また、グラウンドセッション内のサポートだけでなく、教室の準備や片付け、宿泊施設でのサポート等多岐に渡りご尽力下さいました。
私は、この活動の理念の1つでもある「地域格差の是正」に大きく賛同しその力になりたいと考えインターンに参加しました。開催前には長い時間を費やし運営メンバーでMTGを行い、教室がよりよく開催できるように議論を交わしてきました。その上で、北海道開催は大きなトラブルもなく終わることができたかと思います。
しかし、参加して見えてきた周りへの気配りや自分で考えて行動する部分など、改善しなくてはいけない点が多くありました。次の開催では今回の反省を活かし、より入念な準備をする事で目の前のこと以外にも目を向けられる様にしていきたいと思います。
今後とも岸岡智樹のラグビー教室の力になれる様、尽力していきます。
文:武田龍蔵(マネージャーインターン)