岸岡智樹のラグビー教室

イベントレポート_関西

【開催レポート】岸岡智樹のラグビー教室(関西) 7/29-30

今年度第6回目の開催は関西(滋賀県・兵庫県)にて行われました。前回の四国開催と同様、2日間で2つの県に足を運び、約70人の子ども達が参加してくださいました。

ゲストコーチには3名のラグビー選手が参加。
1人目は”横河武蔵野アルテミ・スターズ”所属で現役女子15人制日本代表でもあるセンターの「小林花菜子選手」
2人目は”クボタスピアーズ船橋・東京ベイ”に所属のスタンドオフ「押川敦治選手」
3人目は”近鉄ライナーズ”に所属のスクラムハーフ「人羅奎太郎選手」
現役で活躍するプロのラグビー選手にお越しいただき、教室も大いに盛り上がりました。

【1日目:滋賀県東近江市立八日市南小学校】
関西開催の初日は滋賀県へ。
開催場所となった八日市南小学校は、公立小学校ながら平成22年に建て替えられた新しく綺麗な校舎と目の細かい天然芝グラウンドを備えた小学校です。

この日、開催地である東近江市では「最高気温35.8°」を記録。
照りつける日差しが痛いほどの天候でしたが、暑さに負けず子ども達は元気にグラウンドを走り回っていました。

滋賀県開催のゲストコーチには横河武蔵野アルテミ・スターズ所属で現役女子15人制日本代表である小林花菜子選手が参加。
自らも積極的に練習に加わりながら、体を動かして子ども達にテクニックを指導していました。

子ども達も近い距離感でプロの技術を学ぶことが出来たことは、今後のためになったのではないでしょうか。
練習中の子ども達は、所属するラグビースクールやそれぞれの学年を越えて、ラグビーを上達しようと熱心にコーチの話を聞いたり、ペアの子と議論している様子が伺えました。

また、グラウンドでのセッション終了後も岸岡選手・小林選手に積極的に質問をする子ども達が多く見受けられ、その質問に対し丁寧に答える両選手の姿が印象的でした

【2日目:関西学院第2フィールド】
関西開催2日目は兵庫県へ。
開催場所となった関西学院第2フィールドは人工芝グラウンド。そしてグラウンド周辺には関西学院大学の学生寮や大きなスポーツセンターがあり、子供達も伸び伸びと練習に参加していました。

この日も前日同様非常に暑く、グラウンドのある西宮市の隣にある神戸市では「最高気温32.6°」を記録。グラウンドが人工芝という条件も重なり、子ども達の体感温度は気温以上の温度になったのではないでしょうか。

ゲストコーチには前日の滋賀県開催にも参加していただいた小林花菜子選手、またクボタスピアーズ船橋・東京ベイ所属の押川敦治選手、近鉄ライナーズ所属の人羅奎太郎選手が参加。
お三方には練習をとても盛り上げて頂きました。

小林選手は滋賀県開催同様、子ども達と共に体を動かしながら丁寧にテクニックを教えている様子が伺えました。
人羅選手は芦屋RS出身ということもあり、地元の小学生から絶大な人気。タッチフットではキレキレのステップ、飛距離のあるバックフリップパスを披露していました。
押川選手はパスメニューのお手本として見事なパスを披露。大きな声で子ども達に分かりやすくパスなどのテクニックを教えている姿も。タッチフットではDFラインのギャップを突くランでトライを演出していました。

兵庫の子ども達は、「勝利」という2文字に対して大きな情熱を持っているように感じました。
アイスブレイクのメニューでは「ペアに負けたくない」
タッチフットでも「相手がリーグワンの選手だろうと絶対に勝ちたい」
ラグビーが上手くなりたいという向上心に由来する勝利への情熱がポジティブに働き、質の高い練習となっていました。

この2日間、猛暑日と言われる中でラグビー教室が開催。
両日ともメインスポンサーである大正製薬様の「リポビタンウォーター」を配布。
リポビタンウォーターは炎天下の中で運動をしている子ども達をサポートし、子供達からも「味が美味しくて飲みやすい!」などの声も上がっていました。

「地域格差の是正」を目的に全国各地を巡り、ラグビーを教える当教室。
スタッフ一同残り6箇所の開催でも教室の目的を忘れずに、ラグビーの楽しさを伝えていきたいと感じています。
今後とも岸岡智樹のラグビー教室を、宜しくお願い申し上げます。

文:山田築(コーチインターン