岸岡智樹のラグビー教室

イベントレポート_杉江茂樹2023

【スタッフ個人レポート】
アシスタントコーチ 杉江茂樹

『縁』

こんにちは。「岸岡智樹のラグビー教室」アシスタントコーチの杉江茂樹です。

全国展開3年目となる当活動を今年度も無事に終えることができました。今年も岸岡選手と一緒にたくさんの子どもたちにラグビーの基礎基本であるハンズアップとフォロースルーを伝え、ラグビーを「楽しむ」時間を提供してまいりました。全国あちこちで教室を開催させてもらうことで、僕自身もコーチとして様々なことを学ばせていただいております。

僕がこの活動に参加させていただくきっかけとなったのは母校である東海大仰星がくれた「縁」です。
今活動の代表である岸岡選手の中学時代、彼にラグビー部顧問として指導にあたっていた黒田先生は、僕の高校時代の同期になります。僕が左プロップ、黒田がフッカーでスクラムを一緒に組み続けて密な時間を過ごしていた戦友です。そして岸岡選手も東海大仰星高校へと進学し、全国制覇をするなど大活躍をしてくれました仰星という「縁」があったからこそ、岸岡選手と繋がることができ、この活動に僕を導いたのだと思います。

今年度の運営メンバーには僕以外にもアシスタントコーチの教仙君など、東海大仰星OBが複数名います。母校という共通項があることでコミュニケーションが取りやすくなっています。

さらに遡ると、そもそも僕はラグビーを始めていなかったら東海大仰星高校には進学していません。なので、仰星という選択肢を与えてくれた「ラグビー」に僕は本当に感謝しています。ラグビーがなければ今の自分はありません。大好きなラグビーをたくさんの子どもたちに楽しんでもらいたい、それがコーチとしての僕の活動理念です。

今年度は運営メンバーにインターンの学生が入ってくれたりして人数が去年に比べ倍近く増えました。ふと気付くと、自分との年齢差を考えたら息子や娘でもおかしくないくらい若い子ばかり。かつて日本代表で活躍していたトンプソンルーク選手が自分のことを「おじいちゃん」と言っていた気持ちがよく分かります。最年長44歳の僕が10代・20代のメンバーたちと一緒に活動させてもらえるのも、ラグビーという「縁」があったからですね。本当に楽しかったです。

「岸岡智樹のサマーキャンプ」の座学の時に、岸岡選手が「ラグビーは人生を豊かにしてくれます」という言葉を子どもたちに伝えていました。僕も心からそう思っています。ラグビーのおかげでたくさんのことを学ばせてもらい、ラグビーのおかげでたくさんの出会いをもらってきました。この活動を通して、全国各地の子どもたちと触れ合う機会も経験させてもらっています。

地域によって子どもたちの雰囲気が違ったり、ラグビーを取り巻く環境も異なります。その場所に応じた伝え方を工夫することで、子どもたちの反応が違うという学びを得ることができたのも「縁」がくれた経験値です。

これからも「岸岡智樹のラグビー教室」の活動を通じて、様々な「縁」をくれたラグビーをたくさんの子どもたちに楽しんでもらえるようにしていきたいと思っております。そしてこれまでの3年間で開催できていない地域にも足を運んで、教室を開催していきたいです。

来年度もグラウンドで子どもたちが笑顔になれる時間を共有できることを楽しみにしています。

今後とも「岸岡智樹のラグビー教室」をよろしくお願いいたします。

文:杉江茂樹(アシスタントコーチ