岸岡智樹のラグビー教室

高校生から始まる「恩送り」。岸岡式ジュニアコーチ認定プログラムを始動します

岸岡式ラグビー教室では、2026年11月より、高校生を対象とした「岸岡式ジュニアコーチ認定プログラム」を開始いたします。

本プログラムは、全3回のオンライン講義を通じて、コーチングの基礎・基本を学び、自分自身のチームで実践しながら理解を深めていく取り組みです。これまで全国各地でラグビー教室を開催してきた経験をもとに、次世代の指導者や、チームの仲間・後輩の成長を支える人材を育てることを目指します。

プロジェクト立ち上げの背景


岸岡式ラグビー教室は、地域によるラグビーの指導機会や育成環境の格差を是正することを目的に、全国各地で活動を続けてきました。

過去5年間で47都道府県を訪れ、多くの子どもたちにラグビーを学ぶ機会を提供してきました。
一方で、活動を継続するなかで、2つの課題が見えてきました。
 
1.一度つくった学びの機会を、どのように継続していくか
全国各地でラグビー教室を開催することはできますが、すべての地域に高い頻度で足を運ぶことは簡単ではありません。一度きりの機会で終わらせず、地域のなかで継続的に学べる環境をつくることが必要です。

2.指導の経験や知識を、どのように次の人へ引き継ぐか
これまでの指導には、代表・岸岡智樹自身の経験や知識に依存している部分もありました。6年間の活動で培ってきた考え方や指導方法を体系化し、ほかの人も活用できる形にしていく必要があります。

こうした課題に対する一つの答えとして、今回、指導する人を育てるためのプログラムを立ち上げました。
岸岡自身が全国を巡り続けるだけでなく、各地域で子どもたちの成長を支える人が増えていくこと。そのための土台づくりを目指します。

『なぜ対象を高校生にするのか』

今回のプログラムでは、高校生を対象としています。
その背景には、指導者として学び始める機会に関する課題があります。

例えば、JRFUスタートコーチの受講条件は、受講年度の4月1日時点で満18歳以上となっています。そのため、コーチングに興味があっても、年齢の条件によって資格取得に向けた学びを始められない高校生がいます。

しかし、高校生には、日々のチーム活動のなかでコーチングにつながる経験が数多くあります。

– キャプテンや学年リーダーとして仲間に働きかける経験
– 後輩にプレーや練習の意図を伝える経験
– チームの雰囲気づくりやコミュニケーションを担う経験
– けがなどによってプレーを離れ、別の立場からチームを支える経験

コーチングは、必ずしも専門的な指導者だけが行うものではありません。
相手の状況を考え、言葉を選び、相手の成長を支えることは、普段のチーム活動のなかにも存在しています。
高校生のうちからコーチングの考え方を学び、自分のチームに持ち帰ることには、大きな価値があると考えています。

プログラム内容

本プログラムは、Zoomを活用したオンライン形式で、全3回・各60分の講義を実施します。
知識を一方的に伝えるだけでなく、参加者同士のディスカッションやワーク、実践課題を取り入れながら進めていきます。
 
第1回|安全管理と練習計画 
指導するうえで欠かせない安全管理の考え方や、練習の目的・目標設定、練習計画の立て方について学びます。
 
第2回|コーチングの基本とコミュニケーション 
コーチングとは何かを考えながら、相手に伝えること、相手に伝わることの違いや、状況に応じたコミュニケーションについて学びます。
 
第3回|質問力と相手の考えを引き出す技術
相手の考えを引き出す質問や、コミュニケーションの使い分けについて学びます。これまでの内容を振り返り、今後どのようにラグビーに関わっていくかを考えます。
 
また、各回の間には実践・振り返りの時間を設け、学んだ内容を自分のチームで試すことを大切にしています。
 
修了後も、学びと実践が続く仕組みへ
本プログラムは、講義を受けて修了認定を取得することだけを目的としていません。
学んだことを実際の現場で試し、その経験を振り返り、さらに学んでいく。その循環をつくることを大切にしています。
 
今後は、本人の希望や受け入れ体制などを踏まえながら、以下のような機会を段階的に検討しています。
 
– 修了者の紹介や推薦コメントの発行
– 地域でのミニラグビー教室の開催
– 岸岡式ラグビーアカデミーでのコーチング機会
– 現場での実践や研修の機会
– 修了者同士が地域を越えてつながるコミュニティづくり
 
修了をゴールにするのではなく、学びを実践につなげ、継続的に成長できる環境をつくっていくことを目指します。 
※上記は今後の展望を含み、すべての機会が現時点で確約されているものではありません。

プロジェクトのテーマ「恩送り」

今回のプロジェクトでは、「恩送りリレー」という考え方を大切にしています。

自分が誰かから教わったこと、誰かに支えてもらったこと。その経験を自分だけのものにせず、次の人へ渡していく。
ラグビーを通じて受け取ってきた学びや経験を、今度は自分が誰かに伝えていく。
そして、その人がまた次の誰かに伝えていく。

一人の学びがチームに広がり、地域に広がり、次の世代へとつながっていく。そんな循環を生み出すことが、このプロジェクトの目指す姿です。

高校生がコーチングを学ぶことは、必ずしも将来コーチになることだけを意味しません。仲間への伝え方が変わること、後輩の成長を支えること、自分自身の理解が深まることも、大切な学びの一つです。

今回の取り組みを通じて、ラグビーに関わる新しい可能性を広げていきます。

第1期生募集概要

プログラム名

岸岡式ジュニアコーチ認定プログラム

対象の高校生

・将来、コーチを目指している選手

・キャプテン・学年リーダーとしてチームを支えたい選手

・プレー以外の形でもチームに貢献したい選手

開催形式

zoomによるオンライン講義(全3回・各60分)

講義日時

第1回:2026年11月19日(木)21:00〜22:00

第2回:2026年12月3日(木)21:00〜22:00

第3回:2026年12月17日(木)21:00〜22:00

定員

最大10名

参加費

無料(第1期)

募集開始

2026年11月2日(月)

応募方法

ページ下部の専用応募フォームより

 ※本プログラムは岸岡式独自のプログラムであり、JRFU公認資格などの公的資格を付与するものではありません。
岸岡式ラグビー教室は、これからも全国各地でラグビーに取り組む子どもたちの学びの機会をつくるとともに、その機会を継続させるための仕組みづくりに取り組んでいきます。
 
「教わる側から、渡す側へ。」
 
今回のプロジェクトが、次の世代へ学びをつないでいく第一歩となることを目指していきます。

プロジェクト関連note