【スタッフ個人レポート】
マネージャー 里中香苗
『1人1人が輝ける場所を見つける“出逢い”』

ラグビーは、体が大きい・小さい、背が高い・低い、走るのが得意・不得意、どんな人でも自分が輝けるポジションを見つけて活躍できる多様性のスポーツ。
自分が苦手な部分は誰かがフォローし、自分が得意な部分でチームに貢献し助け合う。
このように、自分の得意を最大限活かして助け合うことのできるところがラグビーの魅力だと思います。
今回のこの教室でも、参加者である小中学生、学生サポートの高校生、ゲストやコーチ、タッチフットに参加された大人の方々。それぞれ年齢も体格も、性別もバラバラな中、キラキラと目を輝かせて楽しそうに練習やタッチフットをしている姿を見て、改めてラグビーの魅力を実感しました。
【出逢いと繋がり】
この教室で多くの出逢いがありました。
その1つ1つの出逢いに感謝します。
私は岸岡選手と同じ東海大学付属大阪仰星高等学校ラグビー部出身で、岸岡選手の1つ下の学年でマネージャーをしていました。その繋がりから岸岡さんにお声がけいただき、『地域格差の是正』という目標を持って活動されている岸岡選手の熱い思いに賛同したことがきっかけで、参加を決意しました。
この繋がりがなければ、私はきっとこの教室と出逢えていなかったかと思います。
『移動型のラグビー教室』
この教室の良いところは、繋がりが増えることだと思います。
子供達や保護者の方にとっては、「ゲストで来てくれた選手が所属するチームの試合を見に行きたい!」「学生サポートとして参加してくれた高校に入学してラグビー部に入りたい!」「他のスクールの子達との交流により試合で会うのが楽しみになる!」「スポンサー様からの提供品が気になる!」など、この教室をきっかけとして新たな発見や繋がりが増えたのではないでしょうか。
私たち運営メンバーも同様で、ゲストや学生サポート、サポートコーチとして参加してくださった方々との出会いにをきっかけに、「チームを応援したい!」という気持ちだったり、「参加してくれた子供達がいつかラグビー界を盛り上げてほしい!」などの思いを持っています。
私は大阪在住ということもあり、高校生の全国大会が行われる花園ラグビー場には毎年足を運んでいます。学生サポートで参加してくれたラグビー部の学生さんが「県予選優勝して絶対に花園に行くので応援きてくださいね!」と言ってくれたのがとても印象的で嬉しかったです。
このように、教室が開催している日だけで完結するのではなく、この教室に参加したことをきっかけに繋がりが増えていくことがこの教室の良さだと実感しました。
【運営メンバーとの思い出】
私は今年初参加で、始めは右も左も分からない状況からのスタートでした。
運営メンバーは拠点が様々なので事前準備は全てzoom。
そのため開催地で初めて顔合わせするメンバーもいました。
楽しみな反面、少し不安もありましたが、その不安を吹き飛ばすぐらい温かく迎え入れてくれたメンバーには感謝しかありません。
年齢も経験もそれぞれ異なるメンバーだったからこそ、新たな発見や気づきもありたくさんありました。
苦手なことは”やらせない”のではなく、選択肢を与えた上で”挑戦するのであれば得意な人が全力でサポートしてくれる”そんな環境だったからこそ、私もたくさん成長することができました。
開催が始まってからはほとんど毎週末会っていたので、出逢って1年経っていないとは思えないぐらいの団結力で家族のような存在でした。
余談ですが、先日は岸岡選手が大阪に帰ってこられたので、関西メンバーみんなで集まって焼肉を食べに行き、岸岡選手の少し遅れのお誕生日をサプライズケーキでお祝いしました♪
【活動を通して】
「ラグビー楽しかった!」「また来てください!」
参加された子ども達や保護者の方からこの言葉が聞けることが、私たち運営メンバーのやりがいであり喜びでした。
リーグワンのチームでプレーする選手から同じグランドに立って指導をしてもらうということは、子ども達にとって成長のエネルギー源となり、大きな財産になったのではないでしょうか。
参加される子ども達と保護者の皆様、協賛いただいている皆様、グランドを提供してくださる皆様、サポートメンバーの皆様、たくさんの方々の参加やサポートがあってこそ無事に終えることができました。
この環境で運営メンバーの一員として携われたこと、皆様と出逢えたことは一生の思い出です。
多くの方々からご支援やご協力のおかげで今年度の活動が無事に終了できたこと、この場をお借りして心より御礼申し上げます。
子ども達の可能性は無限大。
ラグビー以外においてもやる気を引き出してあげたり、挑戦しやすい環境を提供してあげることが私たちの大人の役割なのかなと思います。
「ラグビーが大好き!」「楽しい!」という思いを持ち続け、子ども達1人1人が輝ける場所を見つけられることを願っています。
文:里中香苗(マネージャー)