【スタッフ個人レポート】
フォトグラファー 福田大地
『自分にできること』

私自身、今年度で正式な帯同は2年目になります。今年はフォトグラファーとして写真撮影、ビデオグラファーとして動画撮影、そしてマネージャー業務にも携わりました。今回様々な業務を通してこの教室に関わる中で、どんなときも共通して『どうすれば喜んでもらえるのか』を考えさせられました。
まずフォトグラファーとしては、販売する写真をより具体的に知ってもらうこと、より多くの写真を購入していただくにはどうすれば良いかを追求しました。
そのために今回フォトフレームに入れた去年の写真をサンプルとして展示。すると「こんなにいい写真が撮ってもらえるなんて」と驚いてくれる方もおり、現物を見せることの大事さを目の当たりにしました。
また、購入ページでは参加者ごとにフォルダ分けを行い、自分の写真を探しやすくなるよう工夫を行いました。それによって「自分の写真が探しやすい」という声がいただけたり、参加者の方によってはフォルダごと購入していただくなどの大きな反響があったりしました。
写真を購入してもらえる=仕上がりを気に入って喜んでもらえている、という証拠であり、その写真を見るたびに購入しておいてよかったと思っていただけていると確信しています。
次にビデオグラファーとして、現地で撮影・後日編集をしていく中で『どんな動画にすればこの教室の魅力を伝えられるのか』を考えていました。しかし、悩みすぎてなかなか成果物を出せないという事態に陥ることもありました。
私自身あれも伝えたいこれも伝えたいと足し算を繰り返してしまい、伝えたいことの詰め合わせ状態に。最終的に、詰め込みすぎても伝えたいことがはっきりしなくなってしまうということに気付き、そこからは引き算を意識する方向に切り替えました。
動画ごとに一番伝えたいことをテーマとして設定。それ以外の要素を削ることで、シンプルで見やすい動画の制作が出来ました。
また、映像は写真と違い、動きを流れとして伝えることができます。普段撮影している写真とは異なる視点で”伝える”ことを考えるいい機会にもなりました。
最後に、マネージャーをする上では受付やグッズの販売に携わりました。その際特に受付では参加者やその親御さんと最初に接触することとなります。
今日一日どれだけ気持ちよく参加してもらえるかを考え、元気よく丁寧に挨拶することをはじめとして、自分だったらどんなことをしてほしいかということを自身の行動に反映するよう意識をしました。
特に夏の暑い時期ということもあり、参加者・見学者の双方が熱中症にならないように日陰の案内や水分補給の声かけも行っていました。
結果として参加者アンケートにもスタッフの対応をほめていただける声があり、またこのラグビー教室に参加したいと思っていただけることに繋がったことがなによりも嬉しいです。
今回個人としてもビデオグラファーを含む複数の役割を担うという新たな挑戦をさせてもらいつつ、『どうすれば喜んでもらえるのか』を考え行動する機会にでき、この教室と共に成長ができたシーズンであったと感じています。そして、自分の残した成果物や自分の行動が結果として今後のラグビー教室の発展に繋がることを願っています。
文:福田大地(フォトグラファー)