【開催レポート】ワークショップ&トークイベント

9月22日(日)は東京都豊島区(高田馬場駅最寄り)にあるNo side Clubさんにて2部制のイベントを実施いたしました。
6月からおよそ3ヶ月間全国各地にて走り続けた2024年度の移動型ラグビー教室とは異なり、大人を対象に1部には活動の目標である”地域格差の是正”について考えるワークショップを、2部にはラグビー教室の実施直後の感想をシェアするトークイベントを企画しました。
下記にはそれぞれの詳細と実施レポートを掲載いたします。
【第1部】
第1部には『“地域格差の是正”への道を描く共創ワークショップ』という題でのワークショップを企画。私が立案した企画であり、これまでラグビー教室が培ってきた知見に基づいた新たな企画です。
本企画の背景には、今年度実施した一般コンペ(*1)があり、「岸岡智樹のラグビー教室」が良い意味でのブランドとなり、ラグビー界に対して確かなる価値を届けられていることを認識できた経緯があります。そこから着想を得て、新たな価値づくりへの第一歩となりました。
今回は、我々が掲げる”地域格差”はどんな要因が絡み合っているのか。その問題を深掘りし、具体的な解決策を探し、自らが取り組めるアクションプランをディスカッションする形式でのワークショップとしました。
「仲間の意見を尊重する」をイベントの唯一のルールとして設け、ご参加いただいた皆様から様々な意見を頂戴しました。
さらに今回のワークショップの最大のミソはもう一つあり、これまで4年間岸岡智樹のラグビー教室が試行錯誤してきた道のりを擬似体験できる設計で運営いたしました。
最終的には自らの立場を生かした具体的なアクションプランまで落とし込むことができ、さらに仲間の意見を聞くことでより自身のアクションプランの広がり・深みが出た気がします。
楕円の輪が広がり、その繋がりをより強くすることで、ラグビーの価値を確かにし、より良い環境へと繋がる兆しを感じることができる非常に素晴らしい時間となりました。
*1:一般コンペとは、岸岡智樹のラグビー教室に実施してもらいたい・実施したい企画をSNSを通して一般より募集するもの

【第2部】
第2部には『アフターマッチファンクション by 岸岡智樹のラグビー教室』という題でのトークイベントを実施。1部の直後の実施形態とし、半数以上の方々が続けてご参加いただくこととなりました。
ワークショップが非常に真面目かつ堅苦しい中でしたが、お互いに意見を語り・尊重した仲間であることもあり、ラグビーの精神であるノーサイド後のアフターマッチファンクションに相応しいトークイベントなりました。
MCには浅野杏奈さんを、ゲストにはクボタスピアーズ船橋・東京ベイ所属の押川敦治選手をお迎えしました。
押川選手は2024年度は和歌山開催にゲストとして参加いただき、2023年度の兵庫県開催に引き続き2年連続での参加となりました。
8月下旬まで全国各地での実施があったラグビー教室の2024年度プログラムが終了した直後のタイミングであったこともあり、トーク内容の前半には実施直後の感想をシェアさせていただきました。
さらに私が所属するリーグワンシーズンのオフシーズンに行われるこのラグビー教室のスケジュールを、同リーグ所属の押川選手から見た感想や想いについて浅野MCから質問がありました。トップで活躍するリーグワン選手がシーズン後にどのように過ごしているのか、表に出てこない裏事情を生で聞くことができる貴重な時間に、会場も盛り上がり一体感を感じた瞬間でした。
後半は質疑応答の時間や特別景品をかけたじゃんけん大会などの時間もあり、2時間の時間が飽きることなくあっという間に感じる濃密な時間をお届けできたのではないかと思います。

また当日は私の27歳の誕生日の日でもあり、No Side Club様よりサプライズでの誕生日ケーキをご用意いただき、個人的にもイベント内容だけでなくお祝いいただけたことも含めて素晴らしい1日となりました。
最後に、ご参加いただいた皆様、MCを引き受けてくださった浅野さん、ゲストとして参加してくださった押川選手、長丁場に渡り会場をサポートいただいたNo Side Clubのスタッフの皆様、ありがとうございました。
今後もラグビー界に対して、少しでも恩返し・次世代への恩送りができるよう地に足をつけて地道に進んでいきます。
文:岸岡智樹(代表)