【スタッフ個人レポート】
代表 岸岡智樹
諺の正体

まずはじめに、2024年度岸岡智樹のラグビー教室に多大なるご支援ならびにご声援を賜り、心より感謝申し上げます。
本活動は、コロナ禍にある2021年にスタートし、数多くの困難に直面する中で軌道修正を重ねながら4年目を迎えることができました。
初年度は「地域格差の是正」を掲げ、実態調査の意味合いが強かったものの、活動を重ねる中で地域の課題が確信へと変わり、今年はさらなる変化を目指して地方へのアプローチを一層深めています。
本年度は12府県で開催し、累計で35道府県において活動が実現しました。
地域に根ざしたラグビーのあり方が存在する中で、外部団体としてどのような立場で地域に良い影響をもたらせるか、1年間を通じて考え続けてきました。
昨年までは「イベント運営のノウハウが積み重なっても、新たな開催は常に0→1の連続である」と感じていましたが、今年度はその障壁が小さくなったように思います。活動の認知度が高まったことで、初開催の地域でもスムーズな受け入れが形成されつつあり、実施時期や会場の確保、参加費の設定に関する懸念も事前に解消されやすくなっています。各開催地で多くの協力を得られるようになり、前向きに話を進められるケースが増えているのは喜ばしい限りです。
昨年もレポート記載した「早く行きたければひとりで行け。遠くまで行きたければみんなで行け。」というアフリカの諺が、今年改めて「みんな」にはラグビーに携わる全ての方が含まれていることに気づかされる1年でした。
2025年には、残る12都県での開催を目指しています。
5年間で全国47都道府県を制覇し、「地域格差の是正」に向けてさらに高い解像度で課題を捉えるとともに、次なるアクションについて検討を重ねる1年にしていく予定です。
現役アスリートが主体となる「岸岡智樹のラグビー教室」は、ラグビー界、さらにはスポーツ界でも例を見ない活動です。この活動がどこまで広がり、どのような未来を拓くのかを思うと、期待とともにワクワクする気持ちでいっぱいです。ご支援・ご声援をいただいている皆様と共に、教室の価値をさらに多くの方々へ届けていきたいと考えています。
文:岸岡智樹(代表)