【スタッフ個人レポート】
マネージャー 教仙三玲
『全国制覇の先に見える未来は』
まずは、岸岡選手、47都道府県制覇おめでとうございます。
そして、5年間サポートしてくださった関係者のみなさまに心から感謝申し上げます。
スポーツにも無縁で、夫の帯同という形でのスタート。
多くの移動や宿泊、それに伴う手配が必要で、この活動を少しでも応援できたらという思いから、よりよい方法を調べ、提案していました。自分自身では、「好きが昂じて」という感触でしたが、そんなところから、移動宿泊手配担当となり、微力ながらも活動当初から携わらせていただけたことに、ただただ感謝しています。
岸岡選手から、「2025年度、当活動に対して期待することは?」と問われたとき、「全国制覇した後に見えてくる景色、学び、得られるものは何なのか。」だということを一緒に話したことが、つい昨日のことのように感じます。全国制覇を意識し続けた1年。どの開催地に行っても、心のどこかでカウントダウンをしているからか、あっという間にそのときがきてしまいました。
私自身、全国制覇したときには、きっと山の頂上から麓を見渡し、これまでの軌跡を振り返るような気分だろうとイメージしていましたが、「日常のちょっと先」という感覚でしょうか。
ラグビー教室での出会いや出来事を振り返るとともに、子どもたちを取り巻く環境や未来を考えながら、ラグビー教室への思いを綴りたいと思います。
活動が始まった当初は、それほどではなかったものの、今では当たり前のような存在になっているAI。
私も2児の母として、子どもたちの未来を考えると、これまで「当たり前」だとされていたルートが「当たり前」でなくなる可能性も多いにあることを日々感じさせられています。
そんな何でもやってのけるAIですが、「できないこと」の一つに「体験」があると言われています。
「自分自身にぴったりの進路、プレー先が見つかった。」
「ラグビー教室での学びがプレーに生かされるようになった。」
そんな嬉しいお声もたくさんいただくようになりました。
これまでたくさんの「感謝」を言葉にして、また成果にして皆さんからいただいたおかげで、ラグビー教室が「体験の場」としてのかけがえのない存在であること、その価値と意義を実感できました。
岸岡選手の魅力は、圧倒的な言語力だと感じます。
イベント終わりの何気ない時間に、残って練習していた選手がパスについてのアドバイスを求めて岸岡選手の元へ行く姿が…ほんの数十秒の出来事だったと記憶していますが、ど素人の私にもしっかりと分かるくらい、パスの伸び、精度、スピードがグンとレベルアップしていました。
ラグビー教室という「体験」の場を通して、「言語化」に優れた選手やコーチから指導を受け、いつものチームメイト、ではなく、初めて出会った同世代の参加者でラグビーをする。
参加者それぞれの学びが次の「問い」に繋がることで、「思考のサイクル」が生まれるし、だから上達する。
体験の場があってこそ、またその場に仲間がいるからこそ、問いや思考のサイクル、それらを元に選択し判断する力は育つと思うのです。
ラグビー教室に参加できる皆さんの年齢は、ゴールデンエイジと呼ばれる時期。
何でもできちゃう伸び盛りのときもあれば、その後の思春期や進路選択期と迷い、もがくときもあると思います。
変えられないものは「過去と他人」
変えられるものは「未来と自分」
過去のレポートで記載した「1.01の法則と0.99の法則」に加え、コントロールが可能かどうかに目を向けて愚直に突き進むことで「自分軸」が大きく太く育っていくと思っています。
この活動を通して、こんなにも多くの地へ足を運ぶことができ、たくさんの人と出会えました。また、それぞれ持ち味がしっかりとあるスタッフメンバーと一緒に仕事をできた日々が刺激的で、自分自身を大きく成長させてくれ、この場は私にとって、大切な大切なサードプレイスです。
最終開催地の東京にて、大きな花束を手に、囲み取材を受けていた岸岡選手の姿を見ていると、達成感を感じながらも、もう眼差しは次に向かっているように見えました。
これから先、この活動がどのように進化し続けていくのか、楽しみでなりません。
この場で出会えた人たちと、お互いに大きく成長してまたどこかで会える日を楽しみにしています。
本当にありがとうございました。
文:教仙三玲(マネージャー)