【開催レポート】2026年度岸岡式ラグビー教室(大阪・静岡・熊本・佐賀)
全国47都道府県での開催を達成し、新たな節目を迎えた岸岡式ラグビー教室。2026年度は屋号を「岸岡式ラグビー教室」へと改め、新たな選手を迎え入れながら、第二章としての活動をスタートしました。今年度も全国各地での開催の様子を開催レポートを通してお届けしてまいります。
まずはこの場をお借りして、日頃より岸岡式ラグビー教室を支えてくださっている参加者の皆様、保護者の皆様、関係者の皆様、そして温かいご声援を送ってくださるすべての皆様に、心より感謝申し上げます。皆様のご支援があるからこそ、本活動を継続し、新たな挑戦を続けることができています。
第二章の幕開けとなる今年度も、一人でも多くの子どもたちへラグビーの魅力や挑戦することの楽しさを届けられるよう活動を続けてまいります。ぜひ開催レポートをご覧いただき、各会場の雰囲気を感じていただければ幸いです。
【大阪・静岡】
「岸岡式ラグビー教室」の初週は、1日目が大阪・東大阪市花園ラグビー場、2日目が静岡・エコパ芝生広場での開催となりました。
皮切りとなる大阪開催は大阪出身である岸岡選手の凱旋ともいえる開催となりました。参加した子どもたちにとっても、憧れの選手と間近で触れ合いながら花園でラグビーを楽しめる特別な1日となったのではないでしょうか。
対して2日目の静岡開催は人羅奎太郎選手の初陣となりました。人羅選手は2023年度に当時の「岸岡智樹のラグビー教室」兵庫県開催にゲストとして参加されていましたが、今年度はレギュラーメンバーとして指導陣に加わりました。
人羅選手は「子どもたちのエネルギー、のめり込むような姿勢に圧倒され僕自身が楽しませていただきました」と初参加を振り返ります。また、岸岡式ラグビー教室のテーマである「ハンズアップ」「フォロースルー」を中心に様々なメニューを実施する中で、「積極的に学び成長する子どもたちを見てとても嬉しかったです。また、みんながチャレンジすることを楽しんでいたことがとても印象的でした」と、子どもたちの前向きな姿勢への喜びを語りました。
【熊本・佐賀】
第二週は1日目が熊本・熊本県民総合運動公園ラグビー場、2日目が佐賀・唐津市陸上競技場で開催されました。岸岡選手・人羅選手・竹中選手の指導陣3名が初めて揃った開催となり、子どもたちにとっては3選手それぞれと触れ合いながら学べる貴重な機会となりました 。
1日目は豪雨の中での開催となりましたが、セッション開始前から自主的にタッチフットを始めるなど、子どもたちが悪天候をものともせずいきいきと練習を楽しんでいる姿が非常に印象的でした。メニューの合間には岸岡選手と子どもたちがキック対決をするという場面もあり、和やかな雰囲気の中で交流を深めることができました。
アタックスキルを指導するアドバンスコースの実施は当初危ぶまれたものの、保護者の方々からのご声援もあり無事ベーシック・アドバンスコースともに開催することができました。開催後には楽しかったというお声を多くいただき、運営スタッフとしても大変励みになりました。また、専大玉名高校ラグビー部の皆さんに学生サポートとしてご協力いただきました。ありがとうございました。
佐賀開催は前日と打って変わって快晴に恵まれ、絶好のラグビー日和のもと実施することができました。地元のラグビースクールのコーチの方々にサポートとして入っていただき、選手によるラグビー教室という特別な時間の中でも地域の皆様に支えられた温かくアットホームな雰囲気を保ちつつ開催することができました。
休憩時間中も子どもたちは選手にパスやキックなどプレーについて積極的に質問をしたりアドバイスをもらったりする姿が見られました。選手との距離の近さは岸岡式ラグビー教室ならではの魅力であり、参加者・スタッフともに充実した時間となりました。
岸岡式ラグビー教室の指導法の大きな特徴は、「岸岡式メソッド」と呼ばれる、子どもたちが自ら問いかけ可能なメニュー設計にあります。セッション中には選手をはじめとするコーチ陣が、子どもたちへ問いを投げかける場面が多く見られますが、その中で印象的だったのは子どもたち全体ではなくひとりひとりに対して問いかけていることです。名前を呼び、その子自身に考えてもらう。間髪入れずに別の子に対しても質問を投げかけ、考えさせる。選手から子どもたちへ「教える」のは最初だけで、セッション後半には「ボールをもらうために何が必要?」「ハンズアップできていた?」など、確認やフィードバックが主となります。問いかけを通じたコミュニケーションが子どもたちの主体性を育み、自ら考えながらプレーする土台作りとなっていると感じました。
ハンドリングスキルにフォーカスしていることも特徴の1つです。おなじみとなったキーワードは「ハンズアップ」と「フォロースルー」。それぞれの都道府県でラグビー教室を開催できるのは1年の中でたった1日。継続的に通うアカデミーや部活動とは異なり、選手から教えられることは限られてきます。多くのことを一度に教えるのではなく、本当に大切なスキルを深く理解し、持ち帰って日々の練習で実践してもらう。その積み重ねが子どもたちの成長につながるという考え方こそが、岸岡式メソッドの根幹です。
文:藤田 千尋(学生インターン)
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