岸岡智樹のラグビー教室

イベントレポート2026_東京

【開催レポート】2026年度岸岡式ラグビー教室(東京)

2026年8月17日、東京都の国立代々木競技場フットサル競技場にて、足立区ラグビーフットボール協会の後援のもと、「岸岡式ラグビー教室」が開催されました。当日は、小・中学生18名が参加しました。

本イベントでは、岸岡選手がメインコーチを務め、サポートコーチとして東京フェニックスアカデミー代表の長利奈々さんにもご参加いただきました。

イベントの冒頭には、アイスブレイクを目的としたタッチフットや岸岡選手考案のレクリエーションが行われました。
普段は異なるチームに所属する子どもたちが集まったため、開始当初は緊張した様子も見られました。

しかし、レクリエーションを通じて徐々に交流が生まれ、次第に緊張もほぐれていったように感じられました。

続いて、ボールを用いたスキル練習が行われました。練習に先立ち、私から子どもたちに対して、練習中に意識してほしいポイントとして「ハンズアップ」と「フォロースルー」について説明しました。

それぞれの動作の意義について子どもたちに問いかけながら、「ハンズアップ」とは【的】を作り、自分がどこにボールを欲しいのかを示すこと、「フォロースルー」とは、相手が作った【的】に向かって手を伸ばすことであるという認識を共有しました。

その上で、これらを意識しながら練習に取り組むよう促しました。スキル練習では、はじめに「中抜きパス」が行われました。

動きながら正確なキャッチとパスを連続して行うことが求められるこの練習において、子どもたちは練習前に共有した「ハンズアップ」と「フォロースルー」を意識しながら取り組んでいました。
結果、ボールをしっかりと受けるための準備や、相手に向かって正確にパスを出す動作ができており、非常に良いキャッチとパスが見られました。
 
続いて「2vs1」を行いました。
2vs1でも、中抜きパスと同様に「ハンズアップ」と「フォロースルー」を意識して取り組みました。
しかし、練習前半では連携がうまく合わず、ハンドリングエラーが生じる場面が多く見られました。
そこで、練習の途中に岸岡選手からレクチャーが入り、
 
・体格差などによって、【的】の位置が人によって異なること
・2vs1ではDFが入ることで、パスを放る前に【的】の位置を確認できなくなっていること
 
が課題として挙げられました。
このレクチャーを受けて以降、子どもたちはパスを放る前に【的】の位置を確認することを意識するようになりました。
ほんの少し意識することを増やしただけでしたが、練習前半と比べてハンドリングエラーの数が減少し、2vs1の成功回数も増えていたように感じました。
 
練習開始から1時間後、まだまだ多くの練習メニューを用意していましたが、あいにくの天候不良により、途中でグラウンドでの練習を中止することとなりました。
 
そのため、以降は屋根のある場所へ移動し、座学を行いました。
私からは、ここまでの1時間の練習内容を振り返るとともに、「コミュニケーションの重要性」について、岸岡選手からは「集中すること」をテーマに、子どもたちとの会話を交えながらレクチャーを行いました。
体を動かさず、考えることが中心となる時間だったため、子どもたちにとっては難しい状況だったと思います。
しかし、そのような中でも、一人ひとりが主体的に考え、積極的にさまざまな意見を出していたことが印象的でした。
イレギュラーな状況ではありましたが、今回の時間を通して、子どもたちの成長に少しでも貢献できていれば嬉しく思います。
 

本イベントでは、これまでの反省を活かし、子どもたちが主体的に考えながら練習に取り組めるような指導を心がけました。
依然として課題はありますが、経験を重ねるたびに、自身の指導力や伝える力が着実に向上していることを実感しています。

次回の開催が、今年度、私にとって最後のラグビー教室となります。
岸岡選手は不在となりますが、これまで学んできたことを最大限に活かし、有終の美を飾れるよう尽力してまいります。

文:上野 春馬(学生インターン)

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